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精油の学びを深める

私が植物療法を学んだ母校ソフィアフィトセラピーカレッジで、精油についてさらに学ぶ機会をいただきました。

 

とても素晴らしい内容だったので、少し自分の気持ちをまとめておきたいと思います。

 

 

植物の世界は奥深く、どの視点から見るかで様々な植物の姿が見えてくるように感じます。

 

植物療法は医学ではなく、代替医療のひとつと位置付けられています。

 

今回は薬剤師であり、製薬会社でお勤めされてきた久保田先生の知識と経験から、精油の化学的な側面からのアプローチと、

ホリスティックな観点からのアプローチの両面を学ぶことができて、本当に素晴らしい時間でした。

 

最近良く聞くアロマを飲用したり、直接塗布することについての注意喚起。

これは私も毎回講座をするたびに受講生の皆さんにお伝えしています。

 

誰からどんな情報を聴くのか。そしてそれは本当に正しいと信じられるものなのか。エビデンスはあるのか。

どんな成分が含まれていて、それは身体にどんな作用を及ぼすのか。

現在すべてが解明されているわけではありませんが、自分でもやもやしていた部分がすっきりした気がします。

 

精油の品質がいくら良くても植物の成分を高濃度に抽出したものであることには変わりないのです。

大量消費、便利なものがもてはやされる現代において、代替療法のひとつとしてハーブや精油は用いられることがあります。

 

天然=安全ではありません。自然界には天然でも毒を含むものがたくさんあります。

庭の雑草の中にも毒を持つものはありますし、命を落とすほどの毒性をもつものすらあります。

天然のものでも、たくさん食べればお腹を壊すし、体調を崩します。

また、アレルギーを引き起こすことすらあります。

私は以前一度に甲殻類を食べすぎて、甲殻アレルギーを発症したことがあります。

きっと自分の許容量を超えたのでしょう。

 

先ほど、精油は「植物の成分を高濃度に抽出したもの」と書きました。

それだけたくさんの成分を一度に体内に入れるということ、また直で触れること、また皮膚より弱い粘膜に触れることに

いかに慎重になった方が良いか、理解いただけるかと思います。

もちろん様々な意見があると思いますので、これは私の考え方です。

 

精油1滴にはたくさんの植物の命が含まれています。

その命を大切に、感謝して、必要な分だけ少し分けてもらう。

少しだけ自分の身体のために力を貸してもらう。

そんな謙虚な心で向き合っていきたいと改めて感じました。

 

アロマを通じて人と人の心が通い合ったり、癒されたり、そんな本質的な部分に気づかせていただく時間でした。

感動が冷めやらぬままの文章でしたが、お読みくださった方、ありがとうございます。


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